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家づくり 2024.11.21
快適な暮らしを支えるために見直したい「サッシ」の重要性
こんにちは!姫路市・たつの市で注文住宅を手がけるエースフォルムです♪
家づくりを考える際に、壁や床、外観などに注目することは多いですが、意外と見落とされがちなのが「サッシ」です。しかし、サッシは住まいの快適さや省エネ性能に大きく関わる重要な部分です。特に、寒い冬や暑い夏を快適に過ごすためには、適切なサッシ選びが欠かせません。今回は、日本の家で長年使われてきたアルミサッシと、最近注目を集めている樹脂サッシや複合サッシについて、その特徴とメリットを解説します。
■アルミサッシの特徴
これまで日本の住宅では、アルミサッシが主流でした。アルミサッシは軽くて強度があり、加工もしやすいため、広く採用されてきました。しかし、アルミは熱伝導率が非常に高いという特徴を持っています。つまり、冬の寒さや夏の暑さが、サッシを通して室内に伝わりやすいというデメリットがあるのです。
また、冷暖房の効きが悪く感じることがあります。外の温度が直接サッシを通じて室内に伝わるため、冬場は窓際が冷たくなり、夏場は熱がこもりやすいという課題がありました。こうした熱のロスが積み重なると、冷暖房の効率も悪くなり、光熱費もかさんでしまいます。
■現在主流な樹脂サッシや複合サッシ
こうした問題を解決するために近年注目されているのが、樹脂サッシや複合サッシです。
樹脂サッシはアルミに比べて熱伝導率が非常に低いため、断熱性能が大幅に向上します。室内の温度を保ちやすく、冷暖房の効率を高めてくれるため、特に寒冷地や暑い地域ではその効果を大きく感じられます。また、結露もしにくく、室内環境をより快適に保てるのが大きなメリットです。さらに、樹脂サッシは軽量で加工がしやすく、多様なデザインに対応可能なため、デザイン面でも優れています。
一方で、複合サッシは、アルミと樹脂を組み合わせたサッシです。外側にアルミを使用し、内側には樹脂を使うことで、耐久性と断熱性の両方を兼ね備えたバランスの良いサッシとなっています。外からの風雨に強いアルミの特性を活かしつつ、室内側には樹脂の断熱効果を取り入れるため、極端な温度変化に左右されにくい構造です。
これまで主流だったアルミサッシは、強度や加工のしやすさでは優れていますが、断熱性能には課題がありました。現代では、樹脂サッシや複合サッシが主流となり、より快適で省エネ効果の高い住まいづくりが進んでいます。寒い冬や暑い夏を快適に過ごすために、ぜひサッシの見直しを検討してみてください。