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家づくり 2024.11.14

天然素材を使った壁材比較:漆喰・珪藻土・シラス壁の違いは?

こんにちは!姫路市・たつの市で注文住宅を手がけるエースフォルムです♪

家づくりを考える際、壁材の選び方も大切なポイントの一つです。特に、自然素材を使った壁材は、健康的で環境にも優しいと人気があります。今回は、代表的な自然素材である「漆喰」「珪藻土」「シラス壁」について、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しく比較してみましょう。

■漆喰
漆喰(しっくい)は、古くから日本の伝統建築で使われてきた素材です。石灰を主成分とする漆喰は、耐火性や防水性に優れており、外壁にも内壁にも使われることが多いです。
<メリット>
・調湿機能が高く、部屋の湿気を調整してくれるため、カビの発生を抑える効果があります。
・耐火性が高く、火事に強い素材です。
・時間が経つほどに風合いが増し、経年変化を楽しむことができます。
<デメリット>
・漆喰は施工が難しく、職人の技術に依存するため、施工費用が高くなることがあります。
・衝撃に弱く、ひび割れが発生しやすい点も注意が必要です。

■珪藻土
珪藻土(けいそうど)は、植物性のプランクトンである珪藻が化石化したものを粉末状にして作られる素材です。壁材として人気があり、特に吸湿性の高さが魅力です。
<メリット>
・吸湿・放湿機能が非常に高く、湿気の多い日本の気候に最適です。部屋の湿度を快適に保ち、カビの発生を抑えることができます。
・自然素材なので、シックハウス症候群の心配が少なく、アレルギーを持つ方にも安心です。
・消臭効果もあり、ペットのいる家庭や料理をよくする家庭におすすめです。
<デメリット>
・表面がざらついており、掃除が難しいことがあります。汚れが付きやすいため、小さなお子さまやペットがいるご家庭では注意が必要です。
・漆喰と同様に、職人の技術が必要なため、施工費用がかかる場合があります。

■シラス壁
シラス壁は、火山灰を原料とした自然素材の壁材です。シラスは南九州に広く分布しており、独特の多孔質構造を持っているため、断熱性や消臭効果に優れています。
<メリット>
・断熱性が高く、夏は涼しく、冬は暖かい環境を作り出します。エコで省エネ効果が期待できる素材です。
・多孔質のため、珪藻土と同様に吸湿・放湿性が高く、湿気の調整やカビ防止に役立ちます。
・消臭効果が高いので、ペットのいる家庭やキッチン、トイレなど臭いが気になる場所にも最適です。
<デメリット>
・珪藻土や漆喰に比べて表面が硬く、多少の衝撃には強いですが、やはり施工技術が必要で、費用が高めになります。
・汚れが付きやすいこともあり、定期的なメンテナンスが必要です。

それぞれの自然素材には、独自のメリットとデメリットがあります。ご家族のライフスタイルや好みに合わせて、最適な壁材を選び、快適な住まいを実現しましょう。