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家づくり 2026.01.15

平屋の坪数はどれくらいがベスト?28坪の間取り実例と広さを建築士が解説

目次

後悔しない平屋のサイズ選び。「広さ」と「予算」の最適解を建築士が解説

「平屋に憧れるけれど、28坪では狭いのでは?」「家族4人で快適に暮らせるか不安……」

ワンフロアで完結する暮らしやすさが人気の平屋ですが、2階建てに比べて敷地が必要になる分、広さと予算のバランスに悩む方は少なくありません。しかし、単に床面積を広げることだけが正解ではなく、設計の工夫次第でコンパクトでも豊かな空間は実現可能です。

ACE FORMの平家外観施工事例

本記事では、兵庫県姫路市・たつの市エリアで、一級建築士による高い提案力を強みとし、20代からの家づくりにも数多く伴走してきたACE FORMが、数字上の「坪数」にとらわれない「本当に住みやすい平屋のサイズ」について解説します。

この記事を読めば、以下の点が明確になります。

・家族構成ごとの最適な坪数と、28坪で叶う3LDKの間取り実例

・実際の面積以上に広く魅せる「視覚効果」と「勾配天井」の活用法

・坪単価だけで計算してはいけない「総費用」と「土地選び」の現実

・子供の独立後も見据えた「可変性のある間取り」の考え方

「予算内で理想の平屋は無理」と諦めてしまう前に。限られた条件でも、工夫とアイデアであなたの「暮らしの1番」を叶えるヒントとして、ぜひ最後までご覧ください。

【結論】平屋のベストな坪数は?家族構成別の目安と平均坪数を解説

平屋を建てる際に最も悩ましいのが「延床面積(坪数)」ではないでしょうか。平屋は階段がない分、2階建てよりもコンパクトに収まると言われますが、必要な広さは家族構成やライフスタイルによって大きく異なります。

一般的に、快適に暮らすために必要な坪数は「家族の人数 × 8〜10坪」が目安と言われています。しかし、平屋の場合はワンフロアに全ての生活空間が収まるため、廊下を減らす工夫などで、もう少しコンパクトでも十分に快適な暮らしが実現可能です。

ここでは、家族構成ごとの一般的な坪数の目安と、それぞれの広さで叶う暮らしのイメージを具体的に解説します。失敗しないサイズ選びの基準としてお役立てください。

ACE FORMの平家内観施工事例

夫婦ふたり暮らし(1〜2人)なら「22〜25坪」でゆとりある暮らしを

夫婦二人や単身での暮らし、あるいは老後の住み替えとして平屋を検討する場合、22坪から25坪程度(約72〜82平米)が「広すぎず狭すぎない」ベストなサイズ感と言えます。

この坪数であれば、ゆったりとしたLDK(16〜18畳程度)に加え、寝室と予備室(趣味部屋や客間)を設けた「2LDK」の間取りが無理なく実現できます。掃除やメンテナンスの手間も最小限に抑えられ、家の中の移動もスムーズです。

具体的には、寝室を8畳確保しつつ、もう一部屋を6畳の書斎やウォークインクローゼットとして活用するプランが人気です。

ただし、コンパクトな平屋は収納スペースが不足しがちという課題もあります。小屋裏収納を活用したり、デッドスペースをパントリーにしたりと、縦の空間や隙間を有効活用する工夫を取り入れると、すっきりと片付いた空間を保てるでしょう。

親子3〜4人家族の実用的な目安は「28〜32坪」!工夫で叶える快適な広さ

子育て世帯(夫婦+子供1〜2人)が平屋を建てる場合、予算と広さのバランスが取れたボリュームゾーンとして人気なのは28坪から32坪(約92〜105平米)です。

国土交通省が定める「誘導居住面積水準」によると、4人家族が郊外でゆったり暮らすための理想値は約38坪(125平米)とされています。そのため、28坪〜32坪は「都市型」の効率的なサイズ感と言えますが、階段や廊下を削減できる平屋のメリットを活かせば、この広さでも十分快適な「3LDK〜4LDK」が実現可能です。

20畳前後のLDKを中心に配置し、廊下を極力なくすことで、家族の気配を感じながらプライバシーも守れる、無駄のない住まいづくりが叶います。

ACE FORMの平家キッチン施工事例

二世帯住宅や趣味スペースを確保するなら「35坪以上」を検討

親子二世帯での同居や、本格的な趣味部屋(ガレージ、シアタールームなど)、あるいはペット専用スペースを確保したい場合は、35坪以上(約115平米〜)の広さを検討する必要があります。

35坪を超えると、浴室やトイレを世帯ごとに分けたり、玄関を分離したりといった「部分共有型」や「完全分離型」の二世帯住宅も視野に入ってきます。また、家の中心に中庭(パティオ)を設けて採光を確保する「ロの字型」や「コの字型」の贅沢なプランニングも可能です。

広さがある分、生活動線が長くなりがちなので、回遊動線を取り入れて行き止まりをなくすなど、移動ストレスを減らす設計が重要になります。

ただし、坪数が増えれば建築費用はもちろん、固定資産税などのランニングコストも上がります。また、広い屋根面積が必要になるため、外観デザインが間延びしないよう、屋根の形状や外壁の素材選びにもこだわると、重厚感のある美しい平屋になるでしょう。

「28坪の平屋」は狭い?3LDKの間取りシミュレーションと広さの正解

「平屋で28坪」と聞くと、少し手狭に感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、結論からお伝えすると、28坪(約92平米)は、工夫次第で親子4人家族でも十分に快適に暮らせる広さです。

2階建ての30坪と平屋の28坪は、実は生活有効面積においてそれほど差がありません。なぜなら、平屋には階段や2階のホールが不要だからです。この「階段分のスペース(約4〜5畳)」を居室や収納に充てられるため、数字以上に広く使えるのが平屋の強みです。

ここでは、限られた坪数を最大限に活かす間取りの工夫と、実際の生活シーンを想定した広さのシミュレーションをご紹介します。「狭そうだから」と諦める前に、まずは具体的な可能性を探ってみましょう。

ACE FORMの平家内観施工事例

【3LDK実例】廊下をなくしてLDKを広げる「センターリビング」の動線設計

28坪でゆとりある3LDKを実現するための最大のポイントは、「廊下を極限まで減らすこと」にあります。玄関から直接LDKに入り、そのLDKから各個室(寝室・子供部屋)へアクセスする「センターリビング」型の間取りを採用することで、本来廊下になるはずだった2〜3坪分のスペースを、リビングの広さや収納に還元できます。

この動線設計には、空間を有効活用できるだけでなく、家族のコミュニケーションが自然と生まれるという大きなメリットがあります。子供部屋に行くには必ずリビングを通るため、顔を合わせる機会が増え、家族の気配を感じながら安心して過ごせます。

また、水回りもLDKに隣接させることで、料理・洗濯・掃除の移動距離が短くなり、家事効率が格段に向上するのも嬉しいポイントです。廊下をなくすことは、単なる面積の節約以上に、暮らしやすさを高める賢い選択と言えるでしょう。

28坪でもランドリールームは作れる!収納と家事動線を両立する部屋配分

「28坪だと、ランドリールームやファミリークローゼットは贅沢?」と悩む必要はありません。部屋の配分にメリハリをつけることで、人気の家事楽設備もしっかり導入可能です。

例えば、寝室は「寝るだけの場所」と割り切って必要最小限の広さに抑え、その分を洗面脱衣所と一体化したランドリースペースに充てる方法があります。室内干しができる広めの洗面室を作り、隣接してファミリークローゼットを配置すれば、「洗う・干す・しまう」が数歩で完結する最強の家事動線が完成します。

ACE FORMの平家内観施工事例

また、個室の収納をあえてオープンなハンガーパイプのみにする、あるいはロフトや小屋裏収納を活用して床面積を使わない収納を確保するなど、視覚的な広がりを損なわずに収納量を確保するテクニックも有効です。限られた面積だからこそ、多機能な空間作りを意識することで、決して狭さを感じさせない機能的な住まいが叶います。

LDK16畳・寝室6畳が目安!実際の「畳数」と家具配置で広さをイメージ

図面上の坪数だけでなく、「実際の畳数」で家具の配置をイメージすると、より現実的な暮らしが見えてきます。28坪の平屋でバランス良く3LDKを作る場合の目安は以下の通りです。

<LDK(16〜18畳)>

対面キッチンに4人掛けダイニングテーブル、3人掛けソファを置いても動線にゆとりがあります。天井を勾配天井にして高さを出せば、20畳以上の開放感を演出することも可能です。

<主寝室(6〜7畳)>

ダブルベッド1台、もしくはシングルベッド2台を並べて配置できる広さです。クローゼットを別に設ければ、圧迫感なく休めます。

<子供部屋(4.5〜5畳 × 2室)>

学習机とベッドを配置できるミニマムなサイズ。クローゼットの扉をなくしたり、勉強はリビングでするスタイルにすれば、4.5畳でも十分に個室として機能します。

このように、各部屋の目的を明確にして広さの配分を行うことが重要です。「何となく広くしたい」ではなく、「どの家具を置いてどう過ごすか」を逆算して設計することで、28坪という枠の中で理想の暮らしが実現します。

プロが教える「28坪を30坪以上に魅せる」視覚効果と空間設計

28坪という限られた床面積でも、設計の工夫一つで「30坪以上あるのでは?」と錯覚させるような広がりを演出することは十分に可能です。

人間が感じる「広さ」は、床の面積(平米数)だけでなく、視線の抜け感や天井の高さといった「空間の体積」、そして光の入り方によって大きく左右されます。

ここでは、物理的な面積を増やすのではなく、設計上のテクニックで空間を広く見せる「視覚効果」について、建築士も実践する具体的な手法を解説します。予算をかけずに開放感を手に入れたい方は必見です。

ACE FORMの平家内観施工事例

視線の「抜け」を作る!実際の面積よりも広く感じさせる窓と直線の配置

部屋に入った瞬間、視線がどこまで届くかが「広さ」の印象を決定づけます。そのため、視線を壁で遮らず、窓や開口部を通して外へと逃がす「抜け」を作ることが重要です。

例えば、リビングの入り口から対角線上に大きな窓を配置すると、視線が自然と外へ誘導され、奥行きを感じやすくなります。また、掃き出し窓の外にウッドデッキ(濡れ縁)を設け、室内のフローリングと素材感や高さをフラットに合わせることで、室内と屋外が連続した一つの空間のように見えます。

こうした「ウチとソト」を曖昧にする演出は、窓のサイズや床の仕様が決まっている規格住宅では制限されることもありますが、自由な設計ができる会社であれば、デザイン性を高めながら物理的な面積以上の広がりを作り出すことが可能です。

ACE FORMの平家内観施工事例

さらに、カーテンを開け放してもプライバシーが守られるよう、中庭やフェンスをデザインの一部として取り入れることもポイントです。視線が止まる「行き止まり」を減らし、画一的なルールにとらわれない柔軟なアイデアを取り入れることで、コンパクトな平屋でもモデルハウスのような洗練された開放感が生まれます。

平屋ならではの「勾配天井」を活用!縦の開放感で圧迫感をゼロにする

2階建てにはない平屋最大のメリットは、屋根裏空間をそのまま室内の高さとして活用できることです。この「勾配天井」を取り入れることで、縦方向への圧倒的な開放感を演出できます。

一般的な住宅の天井高は2.4mですが、勾配天井にすることで高い部分は3.5m〜4m近くまで空間を広げられます。これだけの高さがあれば、床面積が同じでも空間の容積(気積)が大きくなるため、圧迫感が消え、実際の坪数よりも遥かに広く感じられます。高い位置に「ハイサイドライト(高窓)」を設けて自然光を取り込めば、明るく清々しい空間になるでしょう。

注意点として、天井が高くなると冷暖房効率が懸念されますが、シーリングファンを設置して空気を循環させたり、断熱性能をしっかり確保したりすることで、快適性は十分に維持できます。縦の空間を贅沢に使えるのは、平屋だけの特権です。

デッドスペースは作らない!隙間を「活きた収納・機能」に変えるプロのテクニック

限られた坪数で最大限の居住スペースを確保するには、設計段階で「デッドスペース(使われない空間)」を徹底的に排除し、機能を持たせることが不可欠です。

例えば、壁の厚み(約13cm程度)を利用した「ニッチ収納」は、床面積を消費せずにインターホンやスイッチ類、マガジンラックなどをスッキリ収める有効な手段です。また、廊下を単なる通路にするのではなく、壁一面を本棚にしたり、洗面台を廊下に設置して脱衣所を広く確保したりと、1つの場所に2つの役割を持たせる工夫も効果的です。

さらに、小上がり和室の下を引き出し収納にする、階段がない平屋でもロフトを設けて季節外の荷物をしまうなど、立体的に空間を使うことも忘れてはいけません。プロの設計士は、図面上のわずかな隙間も見逃さず、暮らしの質をワンランク高める「有能なスペース」へと生まれ変わらせます。

28坪の平屋を建てるなら知っておきたい「土地の広さ」と「総費用」の現実

憧れの平屋暮らしを具体的に計画し始めると、最初にぶつかる壁が「結局、いくら必要なのか」「どのくらいの土地を探せばいいのか」という現実的な問題です。

28坪というサイズは、コンパクトながらも家族4人で暮らせる絶妙な広さですが、その実現のためには、建物の価格だけでなく、土地の条件や諸経費を含めたトータルバランスを見る必要があります。

ここでは、資金計画で失敗しないための費用の考え方と、28坪の平屋を無理なく建てるために必要な土地の広さについて、具体的な数字と根拠を交えて解説します。理想の住まいを「絵に描いた餅」で終わらせないための、基礎知識を押さえておきましょう。

住宅購入にかかる費用を表すイメージ

【費用】坪単価だけで計算はNG!本体価格以外にかかる「見えないお金」と総額の目安

家づくりのお金の話でよく耳にする「坪単価」。しかし、この数字だけを見て「坪単価60万円 × 28坪 = 1,680万円で建つ」と考えるのは非常に危険です。

一般的にハウスメーカーや工務店が提示する坪単価には、屋外給排水工事やガス工事などの「付帯工事費」や、登記費用・住宅ローン手数料などの「諸費用」が含まれていないケースがほとんどだからです。

これら「本体工事費以外のお金」は、総費用の約2〜3割を占めると言われています。具体的には、水道やガスの配管を引き込む「屋外給排水工事費」、地盤が弱い場合の「地盤改良費」、さらにカーテン・照明・エアコンなどの「付帯設備費」が含まれます。また、登記費用や火災保険料といった「諸経費」も現金で用意する必要があります。

28坪の平屋を建てる場合、これら全てを含めた総額(土地代除く)は、仕様にもよりますが「2,500万円〜3,000万円程度」を見込んでおくと安心です。近年の資材価格高騰の影響もあり、付帯工事費や諸費用まで含めると、ローコスト住宅であっても2,000万円台前半に収めるのは難しくなりつつあります。

実際に、住宅金融支援機構の調査(2024年度)でも、土地付注文住宅の建設費平均は約3,300万円(全国平均)となっています。坪単価のみで楽観的に計算せず、初期段階から「見えないお金」や市場の価格上昇を含めた総予算を把握しておくことが、資金計画での失敗を防ぐ鍵となります。

資金計画で大切なのは、建物本体の価格だけでなく、住める状態にするまでのトータルコストを直視することです。安易に坪単価の安さだけで会社を選ばず、詳細な見積もりを出してもらい、内訳をしっかり確認することが、予算オーバーを防ぎ、妥協のない家づくりを成功させる近道です。

家のオブジェを持つ日本人女性

【土地】28坪の家には何坪の土地が必要?「建ぺい率」から割り出す最低面積

「28坪の家を建てるなら、28坪の土地があればいい」わけではありません。土地には、その敷地に対して建てられる建物の面積割合を定めた「建ぺい率」という厳しいルールが存在するからです。国土交通省の建築基準法に基づき、地域ごとに30%〜80%の間で定められていますが、一般的な住宅地では「50%」または「60%」が主流です。

例えば、建ぺい率が60%の地域で、1階の床面積が28坪の平屋を建てる場合、逆算すると「約47坪」の敷地面積が最低でも必要になります。建ぺい率が50%と厳しい地域であれば、「56坪」必要です。

さらに、ここに駐車場2台分や庭のスペースを確保したいと考えると、一般的には60坪〜70坪程度の土地の広さがあると、配置にゆとりが生まれます。土地探しをする際は、チラシの坪数だけでなく、必ずその土地の「建ぺい率」を確認し、希望の平屋が入るかをチェックすることが重要です。

住宅とチェックリスト

変形地や狭小地でも平屋は建つ?コストを抑えて理想を叶える土地選びの裏ワザ

60坪以上の綺麗な四角い土地(整形地)は人気が高く、価格も高騰しがちです。そこで、あえて「変形地」や「旗竿地」といった不整形地を狙うのも、賢い土地選びの一つです。

「変形地では平屋は難しいのでは?」と思われるかもしれませんが、実は平屋こそ、土地の形状に柔軟に対応できる住まいと言えます。

2階建てのように上下階の壁の位置を揃える必要がないため、三角形や台形の土地に合わせて建物の形をL字型やコの字型にアレンジしやすいのです。

変形地は整形地に比べて土地代が割安になる傾向があるため、浮いた土地代を建物のグレードアップや外構費用に回すことができます。土地の形にとらわれすぎず、設計力のある建築会社と相談しながら、コストパフォーマンスの高い土地を見つけていきましょう。

失敗しない平屋のサイズ選び!「今の必要量」より「未来の暮らし」で決めるべき理由

平屋はワンフロアで生活が完結するため、老後まで長く住み続けられるのが最大の魅力です。しかし、だからこそ「サイズ選び」には慎重になる必要があります。

今の家族構成や持ち物の量だけで「◯坪必要」と決めてしまうと、将来子供が独立した際に部屋が余りすぎたり、逆にライフスタイルの変化に対応できず使い勝手の悪さを感じたりするリスクがあります。

失敗しない平屋づくりの鉄則は、30年後、40年後の暮らしまで想像を巡らせることです。「今」の快適さだけでなく、「未来」の変化にもフィットする適正サイズを見極める視点について、具体的に解説します。長く住み継ぐ家だからこそ、短期的な視点ではなく長期的なタイムラインで計画を立てることが重要です。

子供の独立後も見据える!ライフステージの変化に対応できる「可変性のある間取り」

平屋のサイズ決めで最も重要なキーワードが「可変性」です。新築時は子育て真っ最中でも、やがて子供は成長し、いずれ巣立っていきます。その後の夫婦二人暮らしの期間の方が、実は長いかもしれません。

「子供部屋が必要だから」と壁で完全に区切った個室を作ってしまうと、将来空き部屋になった時に使い道が限られてしまいます。

そこでおすすめなのが、構造に関わる壁以外の間仕切りを極力減らす設計です。例えば、子供部屋は最初から壁で区切らず、将来的に家具や可動式の建具で仕切れるようにしておけば、子供が独立した後はワンルームに戻して、広々としたセカンドリビングや趣味室として活用できます。

このように、ライフステージに合わせて間取りを柔軟に変えられる「可変性」を持たせておくことで、床面積を無闇に広げずとも、その時々の暮らしに最適な広さを確保し続けることが可能です。

若い家族がキッチンで過ごすイメージ

数字だけで決めない!「生活リズム」と「家事動線」から逆算するベストな広さの導き方

自分たちにベストな坪数を導き出す近道は、単に「4LDKで30坪欲しい」と数字から入るのではなく、実際の生活シーンを具体的にシミュレーションすることです。必要なのは「部屋の数」ではなく「暮らしの質」だからです。

失敗しないサイズ選びのためには、設計のプロに対して「現在の生活での不満」と「新居で叶えたい具体的な行動」を詳細に伝えることが重要です。例えば、「洗濯物は室内干しメイン」と伝えることで、単にベランダを広くするのではなく、「廊下を削ってでもランドリールームを2畳確保する」といった、坪数を抑えつつ満足度を高める提案が生まれます。

また、平日と休日の過ごし方を書き出し、家族がどこに滞在する時間が長いかを可視化するのも有効です。表面的な広さや部屋数にとらわれず、「なぜその広さが必要なのか」を生活動線とセットで考えること。これが、限られた坪数の中で、無駄なく理想の暮らしを叶えるための最短ルートです。

まとめ:限られた坪数でも豊かに暮らす。コストを抑えて「理想の平屋」を実現するには

本記事では、平屋における家族構成別のベストな坪数や、28坪というコンパクトなサイズでも開放感を生み出す設計テクニック、そして失敗しない資金計画の考え方について解説しました。

後悔のない平屋づくりに必要なのは、物理的な「床面積」の広さだけではありません。視線の抜けや天井の高さを活かした「空間の体積」、そして無駄な動線を省き、将来のライフスタイル変化まで見越した「可変性のあるプランニング」こそが、長く愛せる住まいの鍵となります。

しかし、一般的な規格住宅やハウスメーカーでは、あらかじめ決められたプランに当てはめることが多く、細かな要望を叶えようとすると予算オーバーになったり、変形地での建築を断られたりすることも少なくありません。「土地や予算の制約があるから」と、理想の暮らしを妥協して進めるのはあまりに惜しいことです。

私たちACE FORMは、姫路市・たつの市エリアで、一級建築士をはじめとする建築のプロがお客様と直接対話し、デザインだけでなく資金面でもそのご家族だけの「暮らしの1番」を形にする工務店です。契約をゴールにせず、お客様の人生に寄り添う提案スタイルだからこそ、限られた坪数やご予算の中でも、広がりを感じる質の高い住まいをご提案できます。

ACE FORMのスタッフ写真

特に、これから資産形成をしていく20代・若年層のお客様には、月々の返済負担を抑えながら家づくりを可能にする「50年ローン(※)」の活用など、長期的な視点での資金計画もサポートしています(※ご利用には年齢や対象住宅などの諸条件があります)。

「他社では予算内で平屋は難しいと言われた」「コストは抑えたいがデザインもこだわりたい」という方は、ぜひ一度、ACE FORMにご相談ください。

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【この記事の監修者】

ACE FORM代表 堀岡慶輔 / 一級建築士

一級建築士として建築業界に長年従事。ハウスメーカーでの経験を活かし、顧客の暮らしを第一に考えた住宅提案を行うACE FROMの代表を務めています。

株式会社ACE FROMの代表として、革新的な建築デザインと顧客満足度を追求。

一級建築士としての豊富な経験と専門知識で、高品質な住まいづくりを提供いたします。