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お知らせ 2025.01.07

2025年の建築基準法改正、何がどう変わる?

こんにちは!姫路市・たつの市で注文住宅を手がけるエースフォルムです♪

2025年4月に施行予定の建築基準法改正では、建物の安全性や環境性能を向上させるための新たな基準が導入されます。今回の改正で、家づくりやリフォームにどのような影響があるのか、わかりやすく解説していきます。

■四号特例の縮小
これまでは、延床面積が500㎡以下の木造住宅などに対して、「四号特例」と呼ばれる構造審査が省略される規定がありました。しかし2025年からはこの特例の対象が縮小され、より多くの建物が構造審査の対象になります。これにより、リフォーム時の確認申請が必要になるケースが増える可能性があります。結果として、工期や費用にも影響が出るかもしれませんが、安全性の向上につながる大切な変更です。

■木造建築物の構造計算が厳格化
木造住宅に対する構造計算の基準が見直されます。これにより、中規模以上の木造建築でも、より厳密な構造計算が求められるようになります。これにはコストや設計時間が増えるデメリットもありますが、その分建物の強度が高まり、安心して暮らせる家が増えることが期待されています。

■土地の有効活用が進む既存不適格建築物への緩和措置
古い基準で建てられた建物が現在の基準には適合しなくなった場合、それを「既存不適格建築物」と呼びます。今回の改正では、こうした建物が一部の現行基準を免除されるケースが増え、リフォームがしやすくなります。例えば、接道義務に違反している土地でも、大規模なリノベーションが可能になることで、空き家の活用や古い建物の再生が進むでしょう。

■大規模木造建築のデザイン自由度がアップ
これまで床面積3,000㎡以上の大規模木造建築は、厳しい防火基準によりデザインの制約がありました。新しい基準では、木材を露出させたデザインが可能になり、木の温もりを感じられる内装が増えるかもしれません。ただし防火対策として、さらに強化された防火区画が必要になるため、安心感も高まります。

■中層木造建築が建てやすくなる
5〜9階建ての中層木造建築では、耐火性能の基準が見直され、設計の自由度が広がります。都市部でも木造の集合住宅や商業施設が建てやすくなるため、環境に優しい木造建築の普及が進むことが期待されています。

2025年の建築基準法改正は、少し複雑に感じるかもしれませんが、その目的は、安全で省エネな家づくりを促進することにあります。これから家を建てる方やリフォームを検討中の方は、法改正の内容を理解し、専門家と相談しながら進めることで、より安心で快適な住まいを実現できるでしょう。エースフォルムでは、最新の法改正にも対応した家づくりのご相談を承っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。