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スタッフブログ 2023.07.31
シロアリや腐朽菌から家を守る
こんにちは!
今回は、見えないところで悪さをしているかも!?シロアリからお家を守るポイントについてご紹介します♪
木造住宅の耐久性を最も左右するのが、シロアリと腐朽菌による木材の劣化です。
いずれも建物が古くなるから発生するのではなく、条件が揃うと一気に被害が進みます。
なんと!シロアリは、ハチの仲間である一般的なアリとは全く異なる種類の昆虫で、ゴキブリに近いシロアリ目に属しています
日本には22種類が生息していますが、そのうち建物に害を与えるのは、
主にヤマトシロアリとイエシロアリの2種類と、外来種であるアメリカカンザイシロアリです
ヤマトシロアリは、浴室や台所など高温多湿で地面に近い場所を加害します。
イエシロアリは水を運ぶ力があり、木材を湿らせて食害するので、被害は家全体に及びます。
アメリカカンザイシロアリは、名前にあるように乾燥した木材や家具などの「乾材」を食害し、近年被害が増えています。
一方、微生物が木材を栄養源に繁殖することで、木材を構成するセルロースなどが分解され、
崩れた状態になってしまうことを「腐朽菌の害を受けた」といいます。
表面に入るカビに比べ、木材強度への影響が大きくなります。
針葉樹に多く見られる褐色腐朽菌は、木材を褐色にし、縦横に割れを引き起こすことがあります。
また、広葉樹に多く見られる白色腐朽菌は、木材を白い繊維が束になったような状態にしてしまいます。
寒冷地ではこの菌がキノコを作ることもあります
シロアリや腐朽菌の被害を受ける条件は、栄養分である木材、湿度、水、酸素の4つがそろうことです。
このうち、栄養分(木材)、湿度、酸素を取り除くことは困難なので、残りの「水」を排除すれば良いことになります✨水分・湿気には、雨漏りや生活用水の水漏れに加え、結露、地面からの湿気などがあります。
これらを防ぐために、次のようなルールで対処します
①水がかからないつくりにする
②水がかかる部分には防水・防湿を行う
③それでも防げない水分・湿気を、通気や換気で排出する
また、土台などに用いる木材には、蟻害・腐食に強いものを選ぶことが重要ですね!
シロアリの検査をしてみたい!腐朽菌の害を受けてしまった場合のサポートなど、なんでもご相談ください♪